YNUプラウド卒業生文庫 山田 勝
山田 勝(やまだ まさる)
1945年07月26日 -
経歴
1945年7月26日 | 東京都に生まれる |
1969年 | 横浜国立大学工学部応用化学科卒業 |
1969年 | 三菱商事株式会社入社 |
1992年 | 昭栄工株式会社に出向、更生管財人に就任 |
1995年 | 管財人兼三菱商事株式会社高機能化学品部長就任 |
1996年 | 三菱商事株式会社退社 |
1996年 | 昭栄工株式会社代表取締役社長就任 |
1998年 | 社名変更に伴い、株式会社SHOEI代表取締役社長就任 更正終結に伴い同社管財人を退任 |
2008年 | 同社取締役会長就任 |
2016年 | 同社代表取締役会長退任、顧問就任 |
2018年 | 株式会社SHOEI退社 |
2018年 | 紺綬褒章受章 |
業績
株式会社SHOEIの会社更生法申請から一貫して再建の指揮を執り、「本社建物、役員専用車など業績向上に直接には寄与しない資産は保有しない」「財テクはしない」などの行動指針を示し、わずか5年半という短期間で更生計画を終了し、約80億の負債を11年で完済した。また再建後は経営がどんなに厳しくても人のリストラはせず、契約社員の賞与も正社員と同等すると共に、5年以上誠実に仕事をされた非正規の人を全て正規雇用の正社員とした。その後更に5年を3年へと短縮し、雇用についての同一労働同一賃金を基本に公平公正な対応をすることで社員のモチベーションも上がり、同社を高級ヘルメット業界において世界トップシェアの企業へと導いた。その間に、無借金企業としてジャスダック上場の後東京証券取引所第一部に上場を果たしている。
また、本学理工学部で実施している学部生のうちから最先端の研究に参加することのできるプロジェクト「ROUTE」を支援する基金として2018年に本学への5,000万円もの寄付をされ、同年12月には学長より感謝状が贈呈された。また、この公益に資する寄附に対して紺綬褒章を授与された。
さらに、2020年には海外雑誌論文投稿料への支援として前回同様5,000万円もの寄附をされ、本学の研究成果発信力向上に寄与されている。